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ノミ

ノミも、血を吸われると非常に痒くなる害虫のひとつです。ただし、現在日本には人間に寄生するノミはほとんどいないと考えられており、駆除が必要になっているのは犬や猫などのペットに寄生するノミです。最近では室内でペットを飼うことも多くなっていますので、そうした犬や猫にノミが付いた場合、人間も血を吸われる可能性は十分にあります。室内犬とはいえ、散歩で外に出た際などに他の犬などから飛び移られることもあるので、ノミがつかないとは限らないのです。ペットを飼っていないのに家の中にノミが出るという場合には、ネズミが巣を作っている可能性もあるので気を付けてみましょう。ノミは、ダニと違ってなんとか目に見える大きさです。とはいえ、2mmや3mmなので気を付けていないと目に入らない場合もありますので、ペットを飼っている人はノミが規制する可能性があるということを考えながらケアを行うようにしてください。このようにペットや人間の血を吸うノミですが、実は幼虫の間は熱に弱くて動物の体表に留まることができないので、畳の下や床下などで成長します。ノミの成体は非常にジャンプ力があって動きも素早いので、駆除をするときは床下の幼虫を狙うのがコツです。餌になりそうなゴミは処分して、畳やじゅうたんはしっかり天日干しをおこないます。さらにノミ用の殺虫剤を撒いておけばかなり幼虫は駆除することができます。しばらくの間、定期的にこの幼虫対策を行っておけば、徐々に成体を目にすることも少なくなるはずです。ノミは、病気を媒介するというよりは刺された時の痒みがつらいもの。人間はもちろん、犬や猫もノミに血を吸われると痒いので、できるだけ発生しないように注意して、毛並や表皮は清潔に保つことを心がけましょう。なんとなく夏場に発生しそうな気がしますが、実際には越冬もするので冬でも目にすることがあります。一年中発生する可能性がある害虫になりますので寒い冬場でも気を抜かずにノミがいないかどうかを確認しておきましょう。

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