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クモ

クモも嫌われることの多い虫ですが、ほとんどの場合人間に害を及ぼすことはありません。むしろ、ゴキブリやハエなどの害虫を餌として捕獲してくれる益虫ともいえます。そのため、クモがいる家の方が、他の害虫がでにくくなるのです。とはいえ、その形状などからどうしても苦手という人も少なくありません。不快感を与えるというのは立派な害虫の要件になりますので、嫌いな人は駆除してしまうのもいいでしょう。日本に生息するクモの多くは危害を加えたりするものではありませんので、気にならないという人はほうっておいてもかまいません。どちらかというと、そのほうが他の害虫の駆除にもつながります。しかし、一時話題になったセアカゴケグモが最近また各地で確認されているので注意が必要です。セアカゴケグモは、メスが毒を持つ毒グモで、原産地であるオーストラリアではセアカゴケグモの毒による死亡例もありますが、日本では死者が出たという報告はありません。攻撃的なクモではないので、近づかなければ噛まれることもありませんが、うっかり手を出すと噛まれる可能性がありますので素手では絶対に触らないようにしましょう。名前のとおり、背中に赤いひし形を二つつなげたような模様があるので、見分けやすいと思います。セアカゴケグモを見かけたら、殺虫剤などで駆除を行い、卵があれば念入りに踏み潰すか焼却を行います。殺虫剤は卵の中には届かないことも多いので卵を放置して置くとまた繁殖してしまうこともあるので注意しましょう。噛まれると、腫れと痛みに続いて、発熱や発汗などの全身症状が現れます。それで収まる場合もあれば、患部が腐ってくることもあるので、セアカゴケグモに噛まれたと思ったら必ず病院を受診するようにしましょう。また、セアカゴケグモを見つけた時点で駆除を行うとともに、自治体にも連絡して付近で繁殖していないかなどを確認してもらうことも大切です。

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